UDをご存知でしょうか?最近大手文具メーカのCM等、巷でよく耳にする「Universal Design(ユニバーサル・デザイン)」の略です。
「改善または特殊化された設計なしで、最大限可能な限り、全ての人々に利用しやすい環境と製品のデザイン。」と、いかにも英文を訳した様な、どちらかと言うと意味不明な定義がある様ですが、世の中にある物をちょっと見回してみると、意外な発見があったりもします。
例えばシャンプー容器のぎざぎざ。頭を洗う時って目を閉じたり、薄目だったりで容器をしっかり見ないで使う事が多いですよね。シャンプーとリンスを間違えたりする事もある。そこで手触りで区別できる様にしようというもの。シャンプーの方が先に使われるので、シャンプー容器にぎざぎざがあるそうです。ちなみに「リンス・イン・シャンプー」はシャンプー扱いだとか。日本の大手メーカの殆どが採用している方式なので、一度お風呂場をご確認ください。他にも右利き用、左利き用の食器や、斜めドラム洗濯機など。使う人に優しい製品をデザイン、設計しようという試み、メーカの努力なんですね。
また先日は某大手ゲームメーカの社長さんの話しを聞く機会がありましたが、ここでもUDの話し。いわく、ゲームを買ってきて、説明書を丹念に読んでから電源を入れる人は稀ですと。大抵は買ってきたらすぐに電源を入れて試してみる。ゲームは世の中の必需品ではないので、ユーザはいつでも「やめる」自由がある。5分試してゲームの楽しみ方がわからなければ「クソゲー」と斬り捨てられてしまう・・・説明書も読んでもらってないのに。そこで、説明書を読まなくても飽きずに、ゲームを続けさせる多くの工夫をしているとの事でした。説明書ありきの考え方では、よくないと。そう言えば最近の携帯電話や家電製品の説明書って、あの分厚さだけで読む気が失せてしまいます。ただ、電話をかけたりという基本的な事をするだけなら、機種が変わってもそんなに悩まない。その意味では努力されているのかも知れませんね。
・・・なんでこんな話しを書いてるのかって?実はこの内容、先日私が練習不十分のままレッスンを受けた際に先生にお話しした内容です。「練習しました?」の一言を言わさない為の涙ぐましい努力(爆)。そう言えばこんな事も言った様な・・・
「楽器の取り扱い説明書ってあるんですかね?そうだ、楽器をUDしてみませんか?例えば鍵盤をわずかに湾曲させて、88鍵分の直線運動を円運動に変えてみるとか。手が小さい人でも10度届く様になるかも・・・」
先生、お疲れさまでした(汗)。