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曲決め |
2005.10.03.Mon / 00:39
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発表会も終わると、次のレッスン曲を決める時期です。弾いてみたい曲、練習したい曲なんかがすぐに5曲ぐらい出る人もいるでしょうが、実は私にとっては一番苦手な事なんですね。どうしても、自分の腕前で弾ける曲がある様に思えない(笑)。学生時代にバンドをやってた時のノリをそのまま引きずってる部分もあります。当時、バンドのメンバで大切にしてた事は、難しい曲を弾く事ではなくて、どれだけ「カッコいい」表現ができるか。「センス」とか「スタイル」とかですね。まぁぶっちゃけて言うと、ちょっとモテたかったとかそういう事っすよ・・・。その気持ちの無い、男のアマチュアミュージシャンはいないと断言しておこう!(笑)。だから「耳コピ」(楽譜無しで、耳から聴き取った音で練習して演奏する事)できる範囲が、演奏対象でした。でも、そのスタイルをクラシックピアノでも守ろうとすると、かなり無理があります。今年の発表会で弾いた(こけた?)「別れの曲」なんて、プロのCDを聴くと、完璧に演奏対象外になっちゃいます。他の生徒さんが弾いた「幻想即興曲」とか「革命」なんて、まさにあり得ない世界です。ただそうなると、選択肢がものすごく狭くなる。
「弾きたい曲はありますか?」の問いに、なかなか答えられなくて、先生も困り始めたその時、頭の中をよぎったのは、今まで弾いたのと違う感じの曲を弾いてみたいなぁという事でした。
・ベートーヴェン「月光」1楽章
・ベートーヴェン「悲愴」2楽章
・ショパン「別れの曲」。。。
何となく暗いイメージ・・・。そう言えば先日あるカップルの結婚式で、ちょっとだけピアノを弾いて欲しいという打診があった(間髪入れずに「無理」と断りましたが)時、丁度「別れの曲」を練習中でした(笑)。あんまり、幸せな瞬間に弾ける曲がないなぁなんて思ってたので、「暖色系の曲で」などと意味不明なリクエストをし、先生の勧めで、ある曲に落ち着いたのですが・・・私は甘かった・・・。相手はピアノを始めて3年程度の生徒に「別れの曲」を与える先生です(笑)。お手本というか、見本というかで軽く先生が弾いてくれたそのワルツ。暖色系で明るく、またスローテンポで弾いてくれたその曲を、先生はわざと頭からは弾きませんでした。「じゃあその曲で行きましょう」と私が言った瞬間、先生、ニヤリと笑みを浮かべ「実はこの曲ってこれで始まるんですよ」と言いつつ、恐ろしいスピードのトリルを弾き始めました(笑)。
【ショパン ワルツ第5番変イ長調op.42「大ワルツ」】。
先生の説明が続きます。「ショパンのワルツの中では一番難しいと言われてます」。。。
チェロの永友先生が発表会当日、別れの曲を弾く私に「先生って結構、崖から突き落としますねぇ」なんて言ってましたが、その時の私の答えは「そうですねぇ。でも、私も崖から落ちた事に気付かない奴ですから。」今回も同じだった様です(笑)。