私は普段、時速5kmぐらいで歩きます。計ったわけではありませんが、大人が歩く平均速度はおよそ4km/hだそうで、出勤時などは私は人の間を縫うように追い越しながら歩いているので、大きくは外れていない事でしょう。その私が現在、1km/h(これは適当)で歩いています。理由は、大きな声では言えませんが「ぎっくり腰」。いや、堂々と「ぎっくり腰」(恥)。5月4日の早朝に和歌山で野焼きをしていて、雑草を拾おうとしたところ「グキっ」と(痛)。何か重い物を持ち上げたりする時は、普通気をつけますが、どうも前日の墓掃除の疲労が腰にたまっていた様で、単純に腰をかがめて起き上がった程度でなってしまいました。そういう事もありますので、お年頃の方はご注意ください。
参考までにその症状などを。まず腰に激痛、足を含めて腹筋とか近くの筋肉がブルブルと震え出し、立っている事がやっとな状態になります。私の場合は家の中に転がり込み、そのまま動けなくなってしまいました。対処方法としては、まず、とにかく冷やして安静にする事です。冷シップがあれば貼りましょう。患部を触ってみると、炎症の為、周りより熱くなっていますので、二日程度は患部を冷やします。炎症が治まったら、入浴なんかもOKですが、少なくとも当日は入浴は避けましょう。それから安静にする事です。早く直したいからと言って、決して私の様に寝転んで軽いストレッチなんて考えてはいけません。どんなに焦っても、結局完治には数週間程度かかる様ですので。私の場合はストレッチの効果(?)か、半日〜1日程度経過した頃が一番ひどくなりました。この間ずっと痛みがあるわけではなく、姿勢を変える時にビクっと痛みが来ます。この頃は背中は伸ばせないし、何かにつかまらないと歩けません。しばらくすると、つかまらなくても歩ける様になりますが、背中は相変わらず伸ばせず、歩く速度も極端に遅くなります。
と、現在私はこの状態なわけです。こうなってみると、大げさでなく本当に世界が変わります。まさに「時速1kmの世界」です。ほんの少しその世界をご紹介します。
横断歩道を渡る際に、近づく車との距離感に自信がなくなる。
足元の障害物(多分、普通は障害物とは思えないもの)が先に進めるか否かの判断材料になる。
周りの物や人に当たらずに立ったり座ったりする自信がないので、せまい場所に入っていけなくなる。
突然どこかの飼い犬(しかも子犬)に吼えられてビクっとし、しかも歩みが遅い為いつまでも吼えられる。
・・・これがちょっと腰にきた後、頭にもくる。「このバカ犬!」と罵りたい気分。
高齢者に抜き去られる。
・・・背中の曲がった高齢者に親近感を覚えつつも、高齢者の方が早く歩けるという厳しい現実を突きつけられる。
道端の虫や雑草が普段より鮮やかに見える
日の光や吹く風が普段より心地よく感じる
高速道路のPAの柱に、鳥が巣を作り易い様に細工をしてあるその想像力に感心する。
多分、数日でまた5km/hの世界に戻る事になるでしょうし、一刻も早くそうなる事を望みますが、1km/hの世界の感覚もなぜかちょっとだけ愛しく感じてしまう今日この頃です。でも、ブログにはゴールデンウィークの楽しい思い出を書きたかった。。。(悲)