アレッタな人の独り言
  人の声  2005.03.26.Sat / 09:46 
人の声に一番近い楽器はなんだと思います?これ、私は高校の時の音楽の先生から「サックスだ」と聞いていたので、今まで頑なに信じてきたのですが、ここへ来てよくわからなくなってきました。というのも、ある人からは「オーボエだ」と聞き、またある人からは「チェロだ」と聞くからなのですが、皆さんはどう思われるでしょうか?
人の声は、肺からの空気を、閉じた声帯(ノドの奥の左右にある)のわずかな隙間に通す事で声帯を振動させ、更に声帯から口までの間(声道とか言ったりするそうです)で音を共鳴させてできあがります(子音などの発音はもう少し複雑ですが)。
koe.gif

携帯電話なんかではこの考え方をモデルにして、声の「特徴」だけをデジタル情報にして送っています。それでも普通に会話ができたりしますので、この辺をヒントに少し考えてみたいと思います。
携帯電話では、雑音源(励振信号とも言う。声帯のすきまを通る空気に相当)と、声道の形を現す情報(共鳴特性の情報)、声の高低を決定する情報(ピッチ、またはラグとも言う。)、それに声の大きさ(ゲイン)を1/100秒程度で計算して、その数字を電波に乗せて送っています。
denwa.gif

数字を受け取った基地局、もしくは携帯電話(聞いている方の電話)では、これらの情報を元に人の声に復元します。声を復元する時のイメージは、こんな感じです。
codec.gif

人の顔の断面図を参考に想像してみてください。空気(励振信号/雑音源)が声帯を震わせ(ピッチ)て、口までの間で共鳴(声道/共鳴特性)させてできあがる「人の声」を良くモデル化していますね。
さて最初の質問に戻って「人の声に一番近い楽器は?」ですが、声の大きさはともかく、「励振信号」「共鳴特性」「ピッチ」の特徴で、各楽器を比較するのも一つの方法かと思いますので早速チャレンジ。
励振信号が人の声と一番近いのは、やはり管楽器になりそうです。なんせ肺から出る空気ですから。中でも振動させる対象が、左右2つある声帯に近い動きをしそうな楽器は、ダブルリードのオーボエでしょうか。ただ、ピッチ(周波数-音の高さ-)は若干、高い気がします。この点はチェロかサックスの方が近いでしょう。共鳴特性は、まっすぐな形のオーボエよりは、瞬間瞬間で特性を変える事のできる、人間の複雑な声道に近づける事ができそうなサックスの形に軍配が上がりそうです。チェロも共鳴のさせ方に自由度がありそうですね。私の独断でまとめると、
hyou.gif

こんなところで手を打ちません?(笑)
でも以前に二胡の奏者(劉さんって名前のチャイナドレスの似合うきれいな人でした 照)が目の前で馬の鳴き声やってくれた時は、本当に似てました。弦楽器恐るべし・・・。となると、チェロって言われても不思議は無いし・・・。ご意見のある方、正しい答えを知っている方は、ぜひご一報を。
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